就業の都合で

……ぼく・光のマンションはいわゆる転出族で、父さんの就業の都合で転出ばかりやる。そちらにつき合わされ、ころころ授業も間近も入れ替わるぼく。JKには厭わしい状況です。
でもそれより、
「つめたっ……って、お湯でないじゃん!」
「なるほどおや、そういえば気体工事してなかった……」
「はぁ、お父さん。しっかりしてよ……」
こうしてぼくははじめて近くの湯船に出向く事態になった。けどそこには、
「ウェルカム」
「え?」
こんな若い人が番台ちゃんです……。
番台にいたのはさわやか笑みが似合う美少年な男前。
「お、お世話になります」
「わー!わー!」
主張を上げて無邪気にまわる男子。で、そういった乳幼児に、
「危ういから走り回らないでねー?」
と陽が覗き込んで声をかけた。
「え!?」
「あ……」
「なるほどおやあおや……っ!?」
自分の表情が真っ赤になるのが判る。そんなに、ぼくは今着替え中でボディは何も付けていない様態。はい、勿論、同じ位の旦那に裸を在るなんて体験したことない!
――こういう事件があってからは陽とちょい恥ずかしいつながりに。でも、湯船に行かなければもはや旦那と会わないだろう。そんなに思っていたのに……。
「おはよう、今日から転入生が来るぞー。仲良くしてやってくれ」
朝方、授業のHRでインストラクターが紹介した転入生……、それは陽だった!?
正邪続きは中身で!
香川県の興信所